開発工数を無駄にする使えない営業マン。

前回の記事で『開発設計は便利屋じゃない。 他部署がやるべき業務まで振って来ないでもらえますか。』について記事にしたが、その後の続きです。
前回の記事を見ていない方はこちらからご覧ください。 というより見ていないと話しの流れがわかりません。
→こちら

OEMの変更は実施しないと言い出す営業

社内用のOEM承認依頼書、説明資料の修正および英語版の作成に加えて営業が本来やるべき各社OEM先書式の依頼書の記載まで行って再提出を行った。
すると営業から

「変更する理由ですが、コストダウン以外に何か理由付けができないでしょうか?」という質問が来た。

う~ん。特に品質問題でも無いし、設計マージンを上げるわけでもないのでコストダウン以外に理由付けが思いつかない。
部品を削除するということを説明資料で記載しなければいけないので、それらしい他の理由を記載したところで部品を削除するっていうことはコストも下がることがOEM先にはわかってしまうことである。

ちょんいえ:
「コストダウン以外に理由付けができません。」

営業:
「そうですか、コストダウンしか理由が無い場合はOEMの変更は実施しない方向で進めさせて下さい。」

ちょんいえ:

なぬ!?

OEMの変更を実施しない理由としては
1. OEM先にコストダウンの要求をされてしまうので OEM機種に対してはコストダウンにならない。

2.この機種をコストダウンしてしまうと後継機にも価格の影響が出てくる。

うん。営業の戦略としてそうしたいのはわかる。 わかりますよ。

で.も.ね

3カ月前に正社員Bが一度営業にお伺いの意味でこの案件を提出しているんです。

その際に理由は純粋にコストダウンだけと伝えてあり、評価できていないところがあったので、評価結果を持って再度提出する話しになっていたし営業方針としてコストダウン案件だけでOEM先に提出しないということではなかったので継続評価をしたんです。
結果的に営業からは、OEM承認を提出する方向で了解をもらっていたということです。

自社ブランドのみで変更ができるのか

OEM承認が取れなくても、自社ブランドのみ変更を実施する場合があるのですが、今回の場合はそれができませんでした。
変更部分の組部品は自社ブランドとOEMで区別するために品番を分けてあるのですが、部品表の管理では区別が出来ても同一色、同一部品を自社ブランドとOEMブランドのどちらでも使用しているため組み立ての現場が対応できないからです。

見た目が同じなのにこの品番のときは部品が必要でこの品番のときは部品を付けないなんて対応は1分1秒の単位でライン組み立てをやっている作業員がいちいち品番見て判別できるわけがないですからね。
あと組部品はまとめて組んで置いておくことがあるので、後からこれどっちだったかなとか部品が付いている付いてないを確認していたら間に合わないし、人間のやることなので必ずミスが発生し組み間違えが出て市場に流出してしまいます。

なので、3カ月前に関係部門を集めてレビューした際に製造からは

『OEM承認が取れない場合は、自社ブランドのみの実施はやめてほしい』

と言われていたため自社ブランドのみの変更もできなくなっていました。

コストダウンの額は1台当たり4円程度なんですが、生産台数の多い機種だと月に20万台とか生産するので、年間にすると

4円 X 20万台 X 12カ月 = 960万円

これに組み立て工数も削減できると年間1000万円以上のコストダウンになり、たかが数円のコストダウンと思っていてもバカにできない金額になるんですよね。

今後のOEM承認に関して営業が出してきた要求

3カ月前に一度資料を提出した際にこの案件はOEM承認を進めないとハッキリ言ってくれれば
工場に評価をしてもらった工数、設計でOEM承認を依頼するために資料作りに費やした時間を無駄にしなくて済んだはずです。
それなのに営業は悪びる様子もなく下記の項目を設計に要求してきました。

①OEM先設計変更はコストダウンだけの理由で依頼をしない

いやいやコストダウンだけの理由でOEM承認出しちゃ行けないルールなんて設計者の誰が知ってるんだって話しで初めて聞きましたが。
そもそも依頼書の書式にコストダウンのチェック項目があるけどそれ自体が何なの?
その項目消すなり、依頼書の目に付く箇所にコストダウンだけの承認は禁止って書いとけや

②自社ブランドとOEMブランドを分ける製造管理の判断はコストダウン額も考慮して判断

いくらコストダウン額が大きくたって組み間違いが発生するような仕様や現場が混乱するような組み立ては絶対にやりません。
製造を納得させられるんならあんたら営業でやってみてくれ

③OEM先への設計変更の仕方などを開発部内で水平展開を行う。

あのさぁ~設計者何人いるか知ってる? 200人近くいるんだぜ。
過去にOEM先へ依頼した変更依頼が開発内で共有できるようなデータベースも無く担当者が各々(おのおの)でやってんることをいち派遣者が派遣先の仕組み作り変えたりできると思ってんの?
各QEM書式の依頼書を開発で書かせたり、この理由では承認提出しないとその都度ルール変えてくる営業が、ちゃんと開発全体に展開しろよ

最後に

今回のOEM承認依頼は、開発が窓口で主体となって動いていましたけど、元々工場や購買から設計変更の依頼があった案件です。
どうしても設計変更を通したいというわけでは無く、設計変更出来ないなら出来ないで「承認下りませんでした」と突き返すだけなんでどうでも良かったんですけど、
担当営業があいまいな判断をしたせいで、かなりの工数を無駄にしました。

どれだけの工数を無駄にしたのかわかってないでしょうねこの営業マン。
そのくせ自分のところの要求だけはちゃっかり出してくるから、この営業マンとは関わりたくないです。
工数無駄にするだけですから。

ランキング参加してます。
おもしろくなくてもポチッと応援お願いします。
にほんブログ村 就職バイトブログ 派遣社員へ
にほんブログ村


派遣社員ランキング