指揮命令者の理不尽なエピソード『製造組立問題』編

ちょんいえの現在の指揮命令者であるS課長からの理不尽なエピソードを紹介します。
今回は、業者とのやり取りではなく社内の関係者とのやり取りで、今までは、あと少しで完了するところまできていたのに、指示を変えられてしまっていましたが、今回はその日に指示が変わったお話しです。

『納入仕様書』編、『公差緩和』編を見ていない方はこちら
指揮命令者の理不尽なエピソード『納入仕様書』編
指揮命令者の理不尽なエピソード『公差緩和』編

製造からの問題点起票

ケ^ブル

新規製品を立ち上げる時には生産開始までに3、4回の試作を行います。
試作の種類は下記の通り

機能試作
設計したものが実際に問題なく動作するのか機能を確認するための試作。
簡易的な工法や切削で部品を製作します。

型物試作
金型を製作しその金型で成形、打ち抜きをした部品で実際のラインに流して組み立てを行う試作。

量産試作
組み立てする数量を数百台へ増やした時に問題が発生しないかを確認する試作ステージ。
生産の手前に行い生産に移行しても問題ないかの判定も行います。

後は各試作ステージで大きな問題が発生した場合は、そのまま次のステージに移行出来ないため同じステージをもう一度行う場合があります。
例えば、型物試作で大きな問題が発生した場合は問題対策を行い1ヶ月後ぐらいに型物試作の同じステージの試作を行います。

各試作ステージでは、製造部門に組み立てを行ってもらうため組み立てがやりにくい場合や誤組み付けが出来たり、機能的に問題が発生するような組み付けが出来てしまう場合は、製造部門より問題点の起票がされます。

問題が起票されると対策が必要になり対策のために設計変更を行います。

組み立てで問題が発生しないように想定して設計をしてはいるのですが頭で考えることと実際に組み立てて見ると違いは出てきてしまいますし
製造ラインだと限られた時間内で次から次へと組まなければいけないような作業になり、ゆっくり確認しながら組む作業にはならないので、こればかりは仕方がないですね。

量産試作で組み立てに関する問題が起票されたのですが、基板と基板を繋ぐハーネス(ケーブル)が蓋でカバーするときに浮いてきて気付かずに挟み込むという問題でした。

原因は蓋でカバーする前にハーネスを押さえる物が部品に何も無いからなんですが、この部分は機能試作、型物試作(2回)の計3回の試作ステージで問題なく組めていて何も設計を変えていないところだったのです。

ちなみに私が設計した部品ではなく、他部署に異動した前任者の部品を引き継いでフォローしていた部品だったのですが、
前任の設計者が組み立てのことを考えハーネスが浮かないように想定して最初からクランプできる形状を作っておかないからこんな問題が起きるんですけどね。

筋が通っている指揮命令者の指示

各試作ステージで上がった問題点については一覧表にしてS課長含めグループで進捗管理をします。
進捗会では、問題点対策の進捗度合いの報告と対策の方向性について相談を行うのですが、この問題については、下記のように言われた。

指揮命令者S課長
『この問題については、前の試作ステージでもその前の試作ステージでも問題として上げなかった、見つけられなかった製造の責任なので設計変更は行わない。』

『変更していないところを後になって問題と言ってくるのを対処していたらキリが無いので、通常の組み方だけでは無く意地悪な組み方をしたらどうなるか、作業スピードを上げても指示通りに組めるのか、そういう視点で製造が検証をしていないのが悪いので治具で対応するなり、作業の指示で対処をするなり製造側の工夫と努力で行ってもらわなければいけない』

(うんうん。さすがだな。筋が通っているしそうあるべきだよな)と納得して
この問題については、設計変更を行わない方針で進めることにした。

話が変わってしまう指揮命令者

製造から挙げられた問題点については、対策するにしても対策しないにしても両者合意の上で進めなければいけないのでデザインレビュー(DR)を行う必要がある。
デザインレビュー(DR)についてはこちら
派遣社員でもデザインレビューを行う。

グループ進捗会のあと、その日の内に製造とのDRの場を設けてS課長含め製造側の担当者とこの問題のレビューを行ったのだが、開口一番S課長がこんなことを言い出した。

指揮命令者S課長
『金型を削る簡易的な対策であれば、対策を盛り込むことができます。』

え~~!? 各ステージで組み立て検証していない製造側へガツンと言ってくれるものと思っていたのに、さっきのグループ進捗会でちょんいえに言ってたこととまったく違うことを言い出すのでびっくりですよ。

こんなこと言ったら、製造側は今より組み立ては良くなるのだから対策入れて下さい。って当然なります。

製造が検証していないことに対しては結局一言も言及が無く、設計変更の対策を入れる方針に変わってしまいました。

100点の対策でなければDRは承認されない

でね、金型を削る簡易的な対策で設計検討し試作まで製作してS課長及び製造側からもOKもらったわけなんですが
開発内のDRで承認がされませんでした。

以前の何も無いよりは改善されてますけど、簡易的な対策は、樹脂のリブとリブの隙間に挟み込んで抑えているだけなので、ハーネスの線径のバラツキや作業途中にハーネスを引っ掛けたり押したりすると押され具合で飛び出してきてしまい完璧な対策ではないからです。

簡単な金型変更でも20~30万円の費用が掛かり、お金を掛けて対策を入れるなら完璧な対策でない限りDRの承認はされないわけです。
(自分が承認者だったとしてもこんなの承認しないなぁ)

完璧な対策を今から入れようとすると大幅な金型変更が必要になり、日程的に間に合わないため製造側に『すみません』と謝りを入れて結局、部品をSETする作業台にハーネスを抑える冶具を追加して対策をしてもらう方法になりました。

これね、最初に指示した製造側で対策してもらう方向性で進めてれば、こんな無駄な手戻りの作業しなくて済んだ話しなんですよね。
なぜ、製造とのDRで対策を入れると言ったのか未だに理解できません。
(頭おかしいんじぁね~の?)
派遣社員ってだけで、モチベーション上がらないのに、手戻りの作業が発生する指示されたらテンションだだ下がりですよ。

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