開発設計は便利屋じゃない。 他部署がやるべき業務まで振って来ないでもらえますか。

派遣先では、自社ブランドの名前で売り出す製品以外に中身は同じで外のデザインや色だけを変更し他社の名前で製品を売り出すことがある。

いわゆるOEM生産と呼ばれるもので

OEMとは、オリジナル・エクイップメント・マニュファクチャリング(Original Equipment Manufacturing)の略語で“製造メーカーが他社ブランドの製品を製造する” という意味になる。

服飾業界や家電製品なんかではよくこのOEM生産というのが行われていて、有名な会社のブランドで販売されているものが、実は全然別のメーカーで製造されているものっていうのが結構ある。

自社ブランドだけでは、売り上げが上がらないという場合やOEM先としては、開発や製造のコストが省け名前を貸すだけで、自社の製品として売り出せるのでお互いにメリットはあるのだが、製造側としては、このOEMというのがちょっとやっかいな部分がある。

製品として市場に売り出したとしても品質トラブルやコストダウンのためにランニングチェンジという形で設計変更を行う場合があり、製品の中身で見えない部分なら内緒で変更してしまって良いのだが、外観から見えるような部分を変更しようとするといちいち各OEM先の会社に変更しても良いかの承認願いを取らないといけなくなる。

中身が見えない箇所でも例外としてOEM先に指摘された品質トラブルのときの変更は、承認願いは必要になる。

正社員から引き継いだ承認依頼の業務

同じグループ内の正社員Bが担当していた部品を削除するコストダウンが目的の設計変更の承認願いを提出する案件があり、部品を削除しても問題ないかの評価を海外工場で行ってもらうことになっていた。

工場の評価結果が出てくるまでに3カ月も掛かってしまい、そのうち正社員Bが部署異動でグループからいなくなってしまったためこの案件をちょんいえが引き継ぐことになった。

評価自体はたいした評価では無く、日本でやれば一週間で出来る内容。

部品の条件を振ったものを用意するのに時間が掛かったとしてどれだけ多く見積もっても2週間あれば出来る評価を3カ月も掛けてどれだけのんびりやってんだって話しなんですけどね。

承認願いは、開発部門から営業部門に提出する承認願い依頼書という社内の書類とどのような変更をするのか説明用の別紙をパワーポイントで作成し担当営業に提出すれば、後は、営業部門がOEM先とやりとりをしてくれる仕組みになっている。

承認願い依頼書と説明資料は正社員Bが作成してくれていたが、評価に時間が掛かりすぎ依頼日や実施予定日が過ぎてしまっていたため、日付だけ修正して提出を行った。

営業部門がやるべき業務

いつもなら、この部分どういう意味でしょうか?と技術的な表現がわからない部分を詰めたり、この部分の表現を変更してくれませんか?と少し修正するぐらいで
それが無ければ受理されて営業からOEM先へ提出しOEM承認が許可されるのを待って設計変更を行うだけの業務なのに提出した承認依頼書に対して営業担当からこんな要望や指摘がありました。

①『OEM各社向けの変更依頼書の記載をお願いします。』

製品や機種によっては、OEM生産が数社で行われている場合があり、承認依頼を出すのに各OEM先ごとに決められた書式で出していたようで、開発から営業向けに提出した社内用の承認依頼書を営業で、内容を確認して各OEM先用の書式に転記をしていた。

社内用の承認依頼書とは別に各OEM先用の書式に転記する業務も開発でやれと言ってきたわけである。

いやいや、それお前ら営業の業務だろ?

今まで、ちょんいえも何度かOEM承認願いを出してきたが、各OEM先用の書式に記載をするなんてやったことがないし、記載の方法も良くわからなかったので

「今まで通り営業側で記載をお願いします。」 と突き返した。

すると

「営業では分からないことが多く、項目ごとに、開発へお聞きしながら記載することになるので、最近の各OEM先への変更依頼書は、開発で記載してもらっていて、皆さんご対応頂いているので今回もお願いします。」

とブーメランで帰ってきた。

えっそんなルールになったの知らんし誰がそんな対応したの?

直近の別の案件でOEM承認依頼を出していた正社員Bに確認してみるとそんなの言われたことが無いし対応したことが無いと言う。

隣のグループでも直近でOEM承認依頼を出していたので、その担当者に確認してみても言われていないと...

ひょっとして、他の誰かがやってたかもと思いOEM案件を取りまとめている課長にも確認してみたが、そんなの対応していないと言う。

はは~ん。 これは面倒臭い業務を開発に押し付けてきよったな

自分の周りでは、誰もやったことが無いと営業に言うと、開発で対応してくれていたメールを送り付けてきました。

あ~やらかしてくれました。別のグループで何の疑いもなく対応しちゃってました。

バカですね~何で対応するかな。もうこれね。営業でやってたことをこれから開発でやらなければいけなくなるってことです。

社内用の承認依頼、説明資料に加えて各社OEM先書式の依頼書まで開発で記載することがスタンダードになってしまったわけですよ。

②『説明資料は、表紙含めてOEM先に提出できる体裁ではないので記載する内容についても、もう少し見直しをお願いします。』

開発としては、なぜ変更するのか、どこが変更になるのかの変更の詳細点、変更しても問題ないことの評価結果やデータを設計者じゃない素人が見てもわかるように気を使って別資料として添付してるんですが、

表紙含めてOEM先に提出できる体裁ではない?

今まで同じようにOEM先の別紙資料を作成してきましたけど、表紙について気を使ってきた覚えは無くケチを付けられたのは初めてです。

開発とOEM先とは、直接取り引きをしていないので、どこのOEM先の誰に提出するなんてわからないので表紙については、営業が、各OEM先ごとにアレンジしてくれていました。
そこはお前ら営業の仕事と違うんかい

もう少し記載内容見直せ?

この資料は3カ月前に正社員Bが作成していたもので、その時に事前伺いの意味でお前ら営業が確認してたんだろ

なぜその時に指摘しない。 3か月後に再提出したらもう少し見直せって具体的にどこが悪いんじゃ

しかも1社は海外にあるOEM先なので、英語で資料作成を開発でお願いしますだと
営業は、海外の販社やOEM先とやり取りしているので、英語を普通にしゃべれる人がたくさんいるんですけど技術用語の英語がわからないからという理由で英語の資料作成まで開発に振ってきました。

開発の英語力なんて、図面の注記ぐらいは訳して記載しますけど、資料として説明する文の語学力なんて無いに等しくて外に出す資料として恥ずかして出せませんよ。
絶対に英語をわかっている人間が作成したほうが良い。

最後に

開発設計は、他部署の受け皿というか何かと窓口にされて設計が動かないと物事が進んでいか無い仕組みになっています。
なんでもかんでも雑用を請け負う便利屋じゃないんですよ。
こんな業務ばかり押し付けられてしまうから、設計の本筋の業務である図面を書くとか設計検討する時間を奪われていくんですよね。

今まで営業がやっていた資料を作成する上で疑問に思ったり分からないことについて開発へ確認して記載していたことは、資料の中身を理解する上で必要だったことで、それをやらなくなるってことは、OEM先から質問されても答えられなくなるってことです。

答えられなくて宿題として持ち帰ったり、OEM先とのTV会議の場に同席して下さいなんて言ってこないでね。

この話には続きがあります。
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