派遣社員と指揮命令者の関係

指揮命令者とは

派遣社員が派遣先に就業した際には必ず”指揮命令者”が存在します。

指揮命令者は、派遣先の課長にあたる役職の方が多く、基本的に指揮命令者から業務の指示や指導を受ける形となり派遣先での『直属の上司』となります。

課長は管理職の業務で、実業務を行っていないことがあるので、実際の作業の指示は、指揮命令者の部下である正社員から受けることになりますが
指揮命令者は派遣社員が何をやっているかを把握し監督する義務があるので、指示を出す時や仕事の報告をするときには同席するのが基本となっています。

また、他のグループから応援を頼まれたり、他の正社員から仕事の依頼がありますが、
“指揮命令者を通して”ということが守られないケースが結構あり

例えば、プロジェクトに関わっているとグループ関係なくチームが編成され、指揮命令者自体がプロジェクトに関わっていない場合もあるので
プロジェクト内の他グループの正社員から業務の依頼が直接来てしまいます。

で、その依頼の業務をやっていると
指揮命令者から「何やってるの?」とお咎めを受ける場合があるのですが、指揮命令系統を無視して業務を依頼してくるその正社員が悪いので、業務の依頼は指揮命令者を通して行うように改善してもらう必要があります。

そうしないと複数の社員から色々な業務を頼まれてどれを優先して良いかわからず混乱してしまいますからね。

契約更新や単価改定の交渉は、派遣社員と指揮命令者が直接行うってことはやりませんが、指揮命令者と派遣元の営業担当間で行われています。

単価改定については1年ごとの交渉になります。
なので、契約更新がされるかどうか、給料をupさせるための単価改定がされるかどうかは、指揮命令者からの評価や職場への貢献度のアピールが重要になってきます。

なんとなく依頼された業務をやっているだけでは、単価交渉するネタもなくアピールポイントも無いため交渉が不利になってしまいますね。

指揮命令者は選べない

選択

正社員が上司を選べないと同じように派遣社員の上司になる指揮命令者も選べません。

どんな人が指揮命令者になるかは、たまたま就業が決まった派遣先の配属される部署の方が指揮命令者となるので事前に指揮命令者がどんな人なのかはわかりませんし

仕事の進め方もガチガチに管理をしたがる人なのか、おおまかな指示しかせずお任せされるのか色々タイプはありますし、人間なので性格的に合う合わないは必ず生じます。
こればっかりは運ですね。

指揮命令者が自分に合うかどうかがその後、その派遣先で仕事を続けていけるかのカギになりますね。

ただ、合わないからといって拒否はできないので、派遣という立場上ある程度は我慢をするしかないですが、派遣の場合は契約期間というものがあるのでどうしてもこの指揮命令者とは仕事の進め方や性格的なものが合わなく我慢しているのも限界といった場合は、期間満了まで頑張って別の派遣先に移るという手があります。

同じ派遣先でも指揮命令者のタイプが異なる。

タイプ

同じ派遣先に行っていてもひとつの派遣先の派遣期間が長ければ指揮命令者が変わる場合があります。

働きぶりが認められてその派遣先との契約は更新されていくんですが、派遣先の組織変更でグループの変更や再編があったり指揮命令者が異動や昇進でいなくなるケースがあるからです。

ちょんいえは今の派遣先に10数年いますが、10数年の間に指揮命令者が4人も変わりました。
どんな特徴の指揮命令者だったかを紹介していきます。

一人目:D課長
今の派遣先に初めて出向した際に、最初の指揮命令者だった方
派遣初日に仕事の進め方や業務のやり方を説明してもらったのだが、設計する際には、必ず設計書や計算書を残し説明出来るように言われる。

それまでの派遣先では、設計書や計算書なんて書いたことが無く(必要が無かった)、経験やなんとなくで決めていた設計しかやってこなかったので正直やっていけるか不安だった。

この方は怖い人だった。
怖いとは怒られるとか怒鳴られるとかの怖いではなく、設計の根拠やなぜその設計にしたのか数値や理論で語れないと承認をしてもらえず
「前と同じ設計です」も通用しなかったので、宿題になったり、やり直しになることが多かったからです。

理詰めで質問されたり、そんなところまで想定しないといけないの?という質問や指摘はわかるけどそこまでやってたら終わらないし、過剰品質になっちゃうような理不尽なこともありましたが、正社員と派遣社員との線引きをしない人だったので、正社員と同様の業務を任せてもらえていました。

それまでの派遣先は正社員の補佐的な業務ばかりだったので、正直派遣社員がここまでやっていいの?という業務や正社員がやるべき業務まで踏み込んでやっていましたね。

後に部門長まで出世し、派遣社員への扱いも含めこの方の考え方や方針が部門の方針として浸透していきました。

二人目:N課長
D課長が昇進によりグループが再編成され新しく課長になった方の下へ配属となる。

グループのメンバーや派遣が何をやっているか細かいところまでとにかく管理をしたがる人だったので、進捗管理などの無駄なMTGが多かった。

技術的な部分は弱くて、設計のアドバイスをして貰うってことは少なく他の有識者にフォローしてもらうこともあり、図面等の点検をお願いしても点検が雑で、ほぼスルー状態だったが、設計の困りごとや行き詰まっている時には、すぐ関係者を集めてMTGを開催しフォローをしてくれたので、その点は非常に助かった。

人情味のある人で、派遣期間中に1ヶ月ほど入院したことがあったが、週一のペースで見舞いに来てくれたり、他の部署の課長は、上司と部下の一人一人の面談は正社員しか行わないのに、派遣社員とも面談を設け悩みごとや要望を聞いてくれる機会があったので、業務でやりたいことや希望を意見していましたね。

派遣社員が海外出張に行くってことはそれまで無かったのですが、この方が派遣元と出張に関する契約の取り決めを行ってもらったおかげで、その後海外出張に行けるようになりました。

唯一の難点は、ワキガがひどく隣に来られると目が「つーん」と染みるほどだったこと。

今現在は、海外工場に出向中。

三人目:I課長
N課長のグループに所属していたときに新しいプロジェクトの機構担当がいないためにI課長のグループで応援という形で業務を行っていたが、一つのプロジェクトが終わるのに長い期間が掛かるため、そのままI課長のグループへ異動となる。

派遣や年下に対しても敬語で接し、人を敬う姿勢があったが、逆にいつも敬語を使われるので、よそよそしく感じる面もあった。

管理をするタイプでは無く個人の裁量に任せるタイプで、悪く言えば放置型だが成果物や結果さえ出せば仕事のやり方や進め方について文句を言わない人だった。

他部門からの無茶な要求や変更要望、設計に不利なものは、グループのメンバーを守るために前面に出て意見を強く言ってくれたのでいざという時は頼もしく
設計の困りごとや生き詰まっているときにだけ、相談しに行ってフォローして貰え、後はとやかく言わないので、自分にとっては一番仕事のやりやすい指揮命令者であった。

今現在は、他部門に異動。

四人目:S課長
I課長が他部門に異動したため、グループのメンバー全員がS課長の元々いたメンバーと合併される。

他の正社員から聞いていた話や元々I課長の部下だったらしくI課長も「面倒くさい奴」と口を揃えて言っていたが、実際に接してみると…

やっぱり「面倒くさい奴」でした。
話しが長く屁理屈が多いし理不尽なことも結構あるんですよね。

例えば他部門や業者とメールのやり取りをする場合に派遣だけでやり取りしているのはまずいので、必ずCCに指揮命令者を宛先に入れてるのですが、今までの指揮命令者だったらそのメールを見てくれていて進捗も把握してくれていましたし交渉が難航してたり行き詰ってたりしたら指揮命令者がフォローしてくれていたのですが、

「この件どうなっていますか?」といきなり席に来てお咎めを受けるんですね。

「いや、メールのccに入ってますけど」と言っても私宛のメール(ccじゃなくて名指しにしろってこと)でないものは見ていないとなったり

他の人が設計した部品で、その人が部署異動でいなくなったので引き継いでその後のフォローをしていた時は「なんでこんな設計になっているの?」とその部品を設計していない ちょんいえに言ってきたりします。

一番困るのは言うことや指示がコロコロ変わるってことですね。

ひどい時はその日で変わったりしますから振り回されたり、手戻りの業務を行う場合があります。

現在もこの方が指揮命令者です。

同じ派遣先に行っていても指揮命令者が変わることで、仕事のやりやすさというのはその指揮命令者自体でガラっと変わります。

正直、現在の指揮命令者である4人目のS課長は、理不尽なことで頭にくることが多々ありますが、派遣期間は1年半続いています。
派遣社員は指揮命令者に合わせてうまく付き合っていくしかないんですね。

S課長からの理不尽な指示のエピソードの詳細についてはこちらで紹介しています。

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